SARSです。MERSです。サマーズです!

自然の雑学
MERSが韓国で猛威をふるっている。
MERSの初症例は2012年6月名前通り中東地域サウジアラビアである。
同年9月22日イギリスからWHOへMERSコロナウイルスが原因であることが報告された。(1
以前述べた通り、ウイルスには大変興味がある(2015/2/19)。
SARSと名前が似ているため勘違いしている人もいるだろう。
下に比較表を載せておく。
ちなみにだが、コロナウイルスとは太陽のコロナの様に見えることから
この名前がつけられている。
これらのウイルスは型や症状など比較的類似している。
ただMERSは致死率が異様に高い。
これはサウジアラビアの例でみると、
感染前から疾患を持っている場合が多かったことが原因である可能性もあるようだ。
年齢も平均56歳と高かった。
最新の研究で見ると、今年5月末にドイツの研究機関DZFIが
ワクチンを開発したという論文を発表している。
そこには、遺伝子組み換えMVAワクチンをマウスに注射したところ
MERSコロナウイルスに対する抗体が作られ、
さらにワクチンの安全性も確認できたと述べられている。(2
また日本では、大幸薬品が2013年11月「第61回 日本ウイルス学会学術集会」において、
コロナウイルスに対する二酸化塩素溶存液の有効性について発表している。
研究の結果、二酸化塩素ガス溶存液がコロナウイルスを99.9%不活化でき、
MERSにも有効かもしれないとのことだ。
昨年冬に流行ったクレベリンは二酸化塩素が主成分である。
人間たちの世界が狭くなったことで、
ウイルスや細菌たちの世界も狭くなる。
人間が薬を作るごとにウイルスや細菌たちも耐性を持つ。
我々人間とウイルスは思っている以上に密接な関係なのかもしれない。
1) WHO Webサイト: http://www.who.int/csr/don/2012_09_25/en/
2) J Virol, et al. J Virol. 13; 614-615 (2015)

DVD 地球最後の日を生きる

新型ウイルスの恐怖

新品価格
¥3,065から
(2015/6/7 22:47時点)

タイトルとURLをコピーしました