2015年6月10日、京都市伏見区で1台のタンクローリーが自動車に追突された。
タンクローリーには塩酸(約8500L)が積まれており、
タンクローリーには塩酸(約8500L)が積まれており、
事故による破損で6500Lが流出。
(京都新聞Wevサイト参照)
濃度は明記されていないがタンクローリーで運ばれるものは
35%(12mol/l程度)だろう。
35%(12mol/l程度)だろう。
6500Lというと500ml試薬が13,000本。なかなかの量である。
こんなときどうすればよいのか。
関東化学MSDSより
大手化学薬品メーカー関東化学の
35%塩酸に関するMSDSには下のように書かれている。
・河川など環境へ排出されないように注意する
・100m以内を立ち入り禁止にする
・大量の水で希釈する
・けいそう土などに吸着させて回収し漏洩した箇所は中和して大量の水で洗い流す
・けいそう土などに吸着させて回収し漏洩した箇所は中和して大量の水で洗い流す
なるほど確かにニュースの映像でも大量の放水が見られた。
光や圧低下など環境の変化で
塩化水素が発生するのを防ぐことが最優先ということだ。
ちなみに立ち昇る白煙の映像に対し塩化水素だと書かれている記事も多いが、
正確にいうとこれは違う。
正確にいうとこれは違う。
これで近くで事故があったとしても大丈夫。