遠くへ届け:無線送電

製品の雑学
3/8、JAXAとJ-spacesystemsが共同で1.8kWの電力を
55m先に最大伝送することに成功した。
その4日後(3/12)、三菱重工業が10kwの電力を500m先に送電に成功。
どちらも送電距離が長い電波受信方式を利用している。
無線送電(ワイヤレス給電)は下の4方式が主流である。
中でも先述したような数十m以上離れる場合は電波方式、
電気自動車の充電などに電磁誘導方式、
携帯電話などで磁界共鳴方式が利用される傾向がある。
電磁誘導と磁界共鳴には複数の規格が存在し、
有力なのは下の3団体である。
CES2014でA4WPは給電ブランドRezenceを発表、
同時にPMAと次のような内容を合意した。
・PMAは磁界共鳴方式であるRezenceを標準規格とする
・A4WPは電磁誘導と磁界共鳴の各方式に同時対応
また先日1/5にA4WPとPMAは組織の統合に合意、
15年中旬に統合予定である。
カオス状態であった数年前に比べ
方向性が定まってきたように思える。
無線送電はユーザーが楽になるだけでなく、
充電口やケーブルが必要なくなるため製品デザイン的には幅が広がる。
A4WPとPMA統合後の動き、注目である。

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